アティシャのハート瞑想
「新瞑想法入門」市民出版社 pp194-195 抜粋
アティシャは言う 「慈悲深くありなさい」
その方法がこれだ。注意して聴きなさい。
これは最も素晴らしい方法のひとつだ。
それは、息を吸うときに、世界中の人々のすべての惨めさを吸い込んでいると思うことだ。
すべての暗黒性、すべての否定性、すべての地獄
----それらはどこにでもある----
をあなたは吸い込んでいる。
それをあなたの胸にしみ込ませなさい。
西洋のいわゆる「ポジティブ・シンキングの人びと」について
読んだり、聞いたりしたことが、あるだろう。
彼らはこれと正反対のことを言う。
彼らは、自分たちが何を言っているかわからないのだ。
「息を吐くときに、不幸や否定性のすべてを放出する。
そして息を吸うときに、
喜び、肯定性、幸福、快活さなどを吸い込むのだ」と彼らは言う。
アティシャの技法は、ちょうどその正反対だ
---息を吸うときに、
過去、現在、未来にわたる人類全体の惨めさや苦しみを吸い込みなさい。
そして息を吐くときには、自分の喜び、至福、祝福のすべてを吐き出すのだ。
息を吐きながら、自分自身を世界の中に注ぎ込みなさい。
これは慈愛の技法だ。
苦しみすべてを吸い込んで、祝福すべてを注ぎだしてあげなさい。
すると、あなたは驚くだろう。
自分の内側に世界の苦しみすべてを受け入れた瞬間、苦しみはもはや苦しみではなくなる。
ハートが、即座にエネルギーを変容するのだ。
ハートは変容する力だ。
惨めさを吸い込みなさい。
そうすれば、それは至福に変わる。
-----そうなったら、その至福を外に出してあげなさい。
ひとたびハートがこの魔法、この奇跡を行うことができることを学べば、あなたは何度も何度もやってみたくなる。
やってごらん。
これは、もっとも実践的な技法のひとつだ。
単純だが、即効性がある。
だから、今日にでも試してみなさい。